プロコフィエフ:三つのオレンジへの恋 登場人物紹介リスト

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登場人物がたくさんいて、人間関係がわかりにくかったので、数種類の解説書と、CDのリブレット&ト書き等を参考にしつつ、寸評をつけた表を作ってみました。ピンク色が王(チェリオ)の勢力、クリーム色がレアンドル(モルガーナ)の勢力です。
(厳密には、料理女とファルファレッロはどっちの勢力でもないんですが、王子たちを邪魔している…ということで、クリーム色の勢力に振り分けました)

…え?

    (*1)チェリオに割いたスペース

が多すぎるって?^^;
…ま、まぁ他にこんな解説は探してもなさそうですから、大目に見て下さい(^^ゞ

トレーフ王(B) おとぎの国の支配者。鬱病の息子の行く末にオロオロと悩む父。
王子(T) 何を観ても聴いても楽しくない…笑えない。若い身空で鬱病にかかっちゃった可愛そうな王子様…だったのが、魔女が転んだのを見て突如ゲラゲラ大笑い。魔女の怒りに触れた為、3つのオレンジに恋をするよう呪いをかけられ、鬱だったのが今度は躁状態となり、お供のトゥルファルディンを連れてオレンジ探しの旅に出かける。「魔笛」でいうところの、タミーノ。
レアンドル(B)or(Br) 王子の病気につけこんで、王位を狙う、腹黒い大臣。王子の頭の中に難しい韻文や悲劇的な詩をたくさん詰め込んで、鬱病で殺してみせようという手の込んだ手段が、結果的に彼の悲劇に繋がった?
トゥルファルディン(T) 宮廷の道化師。自分では気がついていないけれど、実はバックに魔術師チェリオがついている。王子を笑わせるために白羽の矢が立ったけれど、自分の技では笑わすことはできず、意思に反してオレンジ探しのお供として強引に旅に連れて行かれる。結果的に躁鬱状態の王子様に振り回されているような…「魔笛」でいうならば、パパゲーノ。
パンタローネ(Br) 王の側近。助言者。トゥルファルディンに白羽の矢を立てたのは彼で、レアンドルが実は腹黒大臣なことも、見破っている。
魔術師チェリオ(B) 地下に住む魔法使い。王の保護者。レアンドルの保護者・ライバルの魔女モルガーナに「もったいぶった高慢な魔法使い」とののしられているところを見ると、きっと「魔笛」でいうところの、ザラストロに近い賢者・人格者なんでしょう(^^;

賭けトランプでモルガーナに負けたことから、彼の保護下にある王家が一時は劣勢に。王家の運命は彼の手にかかっている為、そんな時でもちゃんと王家のことを見守っていて、王子とトゥルファルディンが旅に出た時には、助言も与えます。
何故か奇人達からの人望も厚く、モルガーナとの最後の戦いでは、奇人達の助力により、なんとか彼女を塔の中に閉じ込め、ようやく自分の呪文の力を復活させる。そして鼠に変えられたお姫様を、ちゃんと元に戻してあげて、さり気なくその場から去っていくカッコいい面も。
…でもやっぱり、「魔術師」としてはちょっと頼りないんじゃないのぉ?

ファータ・モルガーナ(S) 地下に住む魔女。レアンドルの保護者で、チェリオのライバル。魔術もトランプの腕も確かだけど、口も達者。魔術師としては、明らかにチェリオよりも優秀なんじゃないかなぁ?何気にヒステリックな雰囲気は、「魔笛」でいうところの夜の女王に通じる点が。トランプでチェリオに勝った為、一時は彼女が優勢だったけれど、最後は負けて野望もおじゃん。
クラリーチェ王女(A) 野心満々な王の姪。王子が死んで自分が王位を継げば、レアンドルと結婚して、アナタを王座につけてあげるわ♪と誘惑すれど、レアンドルのまどろっこしい殺人方法には辟易。「とっとと毒を盛るか、撃ち殺しておしまい!」と。やはり王女は気が短いのか?
スメラルディーナ(Ms) モルガーナの黒人の召使。レアンドル&クラリーチェカップルに助言を与えたり、偽の王女に変装したりと、けっこう活躍してるんですよねぇ。
料理女(B) クレオンタ城で3つのオレンジを守る料理女。オレンジに手を出そうとする人間を、ひしゃくで殴って殺します。でもリボンには滅法弱い。バス歌手が女装して歌います。
ファルファレッロ(B) 悪魔。オレンジに恋をしてしまった王子とお供トルファルディンを、クレオンタ城に向かって吹き飛ばした。チェリオにも「お前の呪文は効かねぇぜ」と悠然と言ってのける。モルガーナとの関係は不明。
ニネッタ(S) オレンジに閉じ込められていた最後のお姫様。最初の2人が咽の渇きに耐えかねて死んでしまった為、タナボタ?で王子のハートをゲット。途中で鼠に変えられちゃったけれど、チェリオの呪文で元の姿に戻れて、最後はハッピーエンド。「魔笛」のパミーナってところかな?

(*1) 2007年2月にイタリア・ジェノヴァで「3つのオレンジへの恋」の魔術師チェリオを歌ったのがヴィノグラードフ。低ビットレートだったけど放送もあったので、真面目に解説作っちゃった・・・というわけです(笑)

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