Look ahead Alexander’s 2015-16 season!

8月も後半に入り、いよいよ新しいシーズンが近づいてきました。
今シーズンのアレクサンドル・ヴィノグラードフのスケジュールを、ざっとまとめておきます。

一覧は♪こちら♪をご確認ください。

・Sep. 20,23,26 and 29 Don Carlo (Filippo II) @ Teatro Colon

バス歌手なら誰でも憧れの大役でしょう、「ドン・カルロ」のフィリッポ二世
もちろんロールデビューです。もうもう、今シーズンのハイライトがいきなりやってきて、ヴァラリンどうしたらいいの〜状態で(笑)楽しみにしているんですけど
(初日の公演はラジオ放送もありますし、最近テアトロコロンはライブストリーミングを始めたという情報もありますので、地球の裏側でも大丈夫かも・笑)

発表時とキャストが一部変わりました。カルロ役がラモン・ヴァルガスからホセ・ブロスに、
エボリ姫役がヴィオレッタ・ウルマーナからベアトリーチェ・ウリア=モンゾンに変更してます。

・・・うーん・・;
当初の発表のキャストは、私の好みのストライクゾーンにビシビシ直球が当たっていたので、この変更は個人的には(特に後者が)かなり残念。
「由緒ある劇場で、こんな豪華な先輩キャストに囲まれて大役のロールデビューできるなんて、なんて幸せ者なのっ」
とほくそ笑んでいたんですけどね。。。

ヴァルガスとは何度か共演していて、声の相性もいいし好きなテナーの一人なので、今回の共演も楽しみにしていたんですけど、最近キャンセルが多いとのことで(5月のウェルテル@テアトロコロンも降板してますし・・でも8月下旬〜9月上旬のボエーム@スカラ座には出るみたい)ちょっと心配です;;

エボリもなあ・・実演では良いエボリに当たった試しがなく、ウルマーナならソプラノも歌える幅広い音域ですし、きっと素晴らしいだろうな・・と期待していたんですけど、
ウリア=モンゾンは以前、フェニーチェのカルメンでヴィノグラードフと共演した時の録音を聞く限りでは、声がキンキンして痩せていて(身体も細いですけどね・・)ちょっと好みじゃないんですよね・・;

あーん・・お願いだから、イヴェリちゃんは必ず出て下さいますように!!
現役のソプラノでは多分一番好きなソプラノ、タマール・イヴェーリとの共演は、2006年のミュンヘンでのヴェルレク以来で、このヴェルレクの放送を聞いて彼女のファンになり「いつか共演してくれたらなあ・・」ってずっと思っていたので。

尚、テアトロコロンの日程では22日と27日も加わっていますが、ヴィノグラードフが歌うのは当初の予定通り、4公演のみとのことです。

ブエノスアイレスでの公演が終わったら速攻ヨーロッパに戻って、10月10日にはアムステルダムでヴァシリー様との「死の歌と踊り」
追記:残念ながらキャンセルとのことです・・・ショック(ノ_σ)クスン

このところ、毎年のように共演している同い年のヴァシリー・ペトレンコとはシーズンの終わり・・2016年6月にイスラエルフィルで、ラフマニノフの「鐘」でもご一緒します。

その後10月中旬〜11月にかけては、もう聞き飽きた感のあるエスカミーリョ@ROHですが(ごめん^^;10年以上ファンやってると、こーいう気分になることもあるw)
7月にお騒がせ演出の「ギヨーム・テル」で出演して、またすぐにROHに出演。ここでエスカミーリョは初めてですけど、今度はライブシネマもなく、新演出でもなく。
尚、カウフマンが11月に2回だけ出演するようですが、残念ながらヴィノグラードフがランを終えた後にご登場です。

カルメンは来年3月下旬〜4月上旬に、チューリッヒでも歌います。

そして最近、12月にがっつり仕事を入れることは減ってたんですが、今年はクリスマス前まで頑張りますp(^^)q
バレンシアでの「マクベス」のバンクォーですが、タイトルロールがドミ様です。2006年に一度行ったバレンシアを久々に訪れるのも、ちょっと(いや、かなり)興味深々なんですけど、チケットが取れないでしょうなあ。。。

年明け1月からも予定はきっちり埋まっていて
1月12日にはパリのシャンゼリゼ劇場で、フランスもののアリアを歌うという、ちょっとチャレンジャーな^^;コンサート。
リサイタルという括りになっているんですが、個人的にはこのプログラムは、オケもののコンサートとみなしてます。
指揮はナタリー・シュトゥットマン。女性指揮者との共演はもしかしたら初めてかも。

1月下旬〜2月中旬まではドイツのエッセンで「ファウスト」のメフィスト。もうメフィストも6回目かな。いまだに放送にかかったこともなく、なぜか実演もタイミングとか場所とか、いろいろ合わないことが多くて聞く機会を逸しているんですけど、そろそろ聴いておきたいかなあ〜〜とも思います。
(実はいまだにこの作品の良さがワカランので、微妙に避けているとの噂も・笑)
彼がドイツの地方劇場に出るのは珍しいです。

尚、Operabaseの彼のスケジュールでは、ボルドーでの「シモン・ボッカネグラ」のフィエスコを同時期に歌うことになってるんですが、こちらには出演しないとのこと。
フィリッポに続いてフィエスコまで?!と色めき立ったのは、ほんの数日間の淡い夢だったわ・・^^;

それが終わると3月はハンブルクで「ルイザ・ミラー」のヴァルテル伯爵。ハンブルクも出演は初めて。これ、日程が微妙に飛び飛びで^^;
そうじゃなければ行きたいところなんですけどねえ。ルイザは2011年6月にスカラ座の「ロメ・ジュリ」で可憐なジュリエットを歌ってたニーノ・マチャイゼ。

4月はチューリッヒのカルメン5月はトリノでの「ルチア」のエドガルド → 間違えました^^; ライモンドですわね。
もともと彼のレパートリーは、デビュー当初はどちらかというとベルカント寄りだったんですが、最近はヴェルディとかロシアもの(+エスカミーリョ^^;)の比率が高くなってて、もう歌わないのかな〜〜とも思ってたんですけどね。
5月のトリノは最高に美しいですが、演出がががががが。。。。。この前のROHと同じミキエレットなのが・・orz

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実はスケジュールが出始めた頃には、9月のフィリッポ以外はどうも微妙に食指が動かないわ〜〜とかで、なんだかテンションが低かったんですが(ごめん^^;)
改めてまとめてみると、これだけオペラのスケジュールが詰まっているシーズンは久しぶりですし、中くらいの役〜フィリッポや、メフィストという大きな役まで盛りだくさん。

その分、最近多かったコンサートがちょっと減ってるかな〜〜と思いますが、ま、死の歌と踊りがあれば・・ね(^^)

さて。
このうち、いくつネットで聴けるかな?もちろん、一度は遠征もしたいのですが、そのカードを、どこで切るかが悩みどころ・・;

ということで、ヴィノグラードフさん、今シーズンも身体に気をつけて頑張ってくださいませ。

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