★2021.10.1920世紀を代表するコロラトゥーラ・ソプラノ、エディタ・グルベローヴァさんが亡くなられました。まだ74歳だったとのことです…
ヴィノグラードフは一度だけ「ノルマ」(グルベローヴァがノルマ、彼はノルマの父オロヴェーゾ)での共演がありました。ちょうど10年前になるけど、見に行って下さった複数の方々から絶賛された公演でした。私にとっても思い出深い公演の一つです。
元の記事のコメント欄が熱いので、宜しければどうぞ〜〜
来日も多かったけど残念ながら私は一度も実演に当たったことがありませんでした。
たくさん映像や音源も聞きましたが、私にとっての一番は「アリアドネ」のツェルビネッタかな。映像化されているベーム指揮映画版は何度も見ました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
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Norma – konzertante Aufführung
Oper von Vincenzo Bellini
Musikalische Leitung : Andriy Yurkevych
Chor : Eberhard Friedrich
Norma : Edita Gruberova
Adalgisa : Sonia Ganassi
Clotilde : Carola Höhn
Pollione : Johan Botha
Oroveso : Alexander Vinogradov
Flavio : Kyungho Kim
Staatsopernchor : Staatskapelle Berlin
Oct.29 & Nov.3,2011 @ Staatsoper im Schiller Theater
★Nov.1… The curtain call photos are on the Staatsoper Unter den Linden’s Facebook page. Please go there!! ⇒⇒⇒
★11月17日
10月29日の公演をご覧になり、コメントを下さったaliceさんが、レポートをアップして下さいました。どうもありがとうございました。こちら⇒⇒⇒
★11.1追記:Staatsoper Unter den LindenのFacebookページに、今回のコンサートのカーテンコール写真が載りました。アカウントをお持ちでない方も見られます。終演後、グルベローヴァとガナッシのサイン会も催されたようですネ。
実際にお聴きになる方、なられた方のコメント、お待ちしてます(^^/
折に触れて話していますが、「ノルマ」のオロヴェーゾは、アレクサンドル・ヴィノグラドフが1998年12月に、生地モスクワのボリショイ劇場でデビューした時の役です。
その時のノルマは、Marina Mescheriakova(マリア・メシャリァコーヴァ)。ちょうどその頃受けた2004年6月号のOpernweltのインタビューで
「5月にベルリン国立歌劇場で、再び同じ役で彼女と共演することになったんです。ものすごく嬉しい…僕の今の気持ちが、想像できますか?」
と、インタビューで話していたことがありました。
そういう役ですので彼にとって、オロヴェーゾは特別な役。思い入れは、すごく深いと思います。
今回はコンサート形式ですが、歌い慣れているベルリンで、ベルカントの女王・エディタ・グルベローヴァとの共演ですから、彼も気合が入っていることでしょう。
10月29日に聴いてきて下さったaliceさんのコメントからも、その様子がうかがえます。
また、その日のカーテンコール写真を、嬉しいことに国立歌劇場がFacebookを通して、正式にアップしてくれました。あまり、こういったサービスをしない劇場ですから、いかに今回の興業に対して、力を入れているかの証とも言えるでしょう。
公演は2回限り。グルベローヴァが出るのならば、すぐにチケットは売り切れるかな…と思っていたのですが、意外とギリギリの時期まで残っていましたが、さすがに間際には完売となった模様。私も「ベルカント、苦手なんだもん^^;」などと言ってないで(笑)
彼のデビューロール、一度は聴いておかないと~~~と思いながらも結局、見送ってしまいました。ごめんね^^;
残り一回、11月3日の公演に行かれる方…
公演そのものを楽しんで頂きたいのと同時に、オロヴェーゾを歌うアレクサンドル・ヴィノグラドフの思いを、しっかり受け止めてあげて欲しい…と思います。
すごく気持ちの籠った歌唱をするだろうと、確信してます。
(盟友びよらさん、宜しくお願いします(笑))
日本から彼の成功、そして公演全体の成功を心から祈ってます。
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(photo by Viola…Special thanks!!!)