今日は、このサイト=ロシア人バス歌手・アレクサンドル・ヴィノグラードフさんのファンサイトを立ち上げた記念日です。2005年9月9日から15年が経ちました。
(ファン歴自体は16年かあ・・もう、何年か前から、何年目なのかよくわからなくなってきましたw)
何故、9月9日なんて日に立ち上げたのか、よく覚えていませんが(笑)
自分のブログは殆ど放置していても、こちらは(以前ほど頻繁ではないにせよ)は、よくこれまで飽きずに(ゴメン^^;)続けてこられたなあと、毎年感慨深くなります。
毎年この日には何かしら書いていたと思ってたんですが、去年は松本でフィーバーした直後のせい?!
書いてませんでした^^;;;;; (だめじゃん)
極東の端っこからネットの片隅でささやかに?!応援してきて15年・・長いような、あっという間だったような。
この15年間のうちに、本当に色んなことがありました。
しかし、一番のびっくりはまさに、今のこの状況…でしょうね。
彼を含めた多くの歌手さんたちが舞台に立てない日が、こんなに長く続くとは。
COVID-19がなんとなく高止まりした感じの中、ヨーロッパでも慎重に慎重を重ねて劇場を再開するところも増えてきました。ただし、歌ものはまだまだ…という状況。
ヴィノグラドフの新シーズンの予定も、既に4公演がキャンセルとなっています。
彼が最後に舞台に立ったのは、今年1月末の、バイエルンでの「カルメン」。
奇しくも、本当だったらN響でのコンサート形式「カルメン」で、つい三日前に東京で歌っていたはずのメンバー中心の舞台でした。
最初のキャンセルは、2月末の北京での「アイーダ」でした。
「新型肺炎の影響でキャンセルになったから、3月のカーネギーホールでのコンサート(ショスタコーヴィチの13番)まで休み!!!」
「んー、ま、たまにはゆっくり休んでね」
と言ってたのが、状況が変わったのが、3月10日にアメリカがヨーロッパからの渡航制限をかけたあたりから。
「え…カーネギーホールまで無事に行ける?」と心配し始め、あれよあれよと言う間にカーネギーホールを含めた世界中の劇場、コンサートホールが(とりあえずイースター休暇まで)閉鎖を決定。
キャンセル増え始めの頃には、毎回頭を殴られたようなショックで、気を失いそうになったことも。
最近では腹が据わってきて「まあ、しょうがないか」と思ってます。
コロナ禍でネットを使った自宅ライブ配信も普及しましたが、もともと自分から積極的に発信することへの興味が薄く、そういうことには無頓着な人だし、
(だから自身の公式ウェブサイトも持ちましたけど、頻繁に更新するわけでもないし^^;)
MetのHD配信で、昨年と一昨年に出演したカルメンとルイザミラーの配信が行われた時だけは、ちょっと話題に上ることもありましたが
(その時にはこのサイトのアクセスも増えましたw ありがとうございます〜〜〜)
いやはや、オペラ歌手の苦境たるやいかに・・・そして歌手さんを応援しているものとしても、大変厳しい時代です。。。
こんな中でも嬉しかったこともありまして。
YouTubeにこれまで未見だった映像が数点上がったこと・・・これはコロナ禍のお陰でしょうね。
そして直近の予定である、9月22日からのチューリッヒでのヴェルディ・ガラコンサート。
これはもともと、今年6月にプレミエだったはずの「シチリア島の晩鐘」の再演だったのが、プレミエがキャンセルになり、指揮者のファビオ・ルイージと主要歌手がスライドしてヴェルディのオペラアリアのガラコンサートになったというもの。
チューリッヒでは厳しい制限(席数も含めて)の元、ほぼ予定通りのプログラムで新シーズンを迎えるとのことですが、EU諸国からスイスへの入国制限がコンサートまでに復活しなければ、8ヶ月ぶりに舞台に立てるかな…
なんとかあと2週間、制限がかかりませんように…と願っています。
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ネットでの発信方法も随分様変わり、デバイスに至っては、もはや世界中がスマホを・・というご時世。
本人の公式サイトもオープンしましたし、ファンサイトという媒体が時代に合っているのかどうか、自信がなくなる時もありますが、
やはり「まとまった場所」を設けていることは、彼の公演データや私自身の彼の鑑賞記録の発信場所として意味があると言い聞かせて
これからも大切にして行けたらな・・と思っています。
新しいニュースが入ってこないならこないで、何かできることを…と、色々考えてもいますのよ。
過去の遠征記録をこっちに持ってくるとか、彼の持ち役についてそれぞれ、軌跡をまとめてもいいかな…なんてことも、ぼんやり考え中です。
そして彼が健康で幸せな気持ちで歌ってくれれば、それが私の幸せでもあります。
ヴィノグラードフさん、たとえ無観客上演でもいいから、1日も早く舞台で歌って欲しいと願う気持ちに変わりはありません。
この苦境を乗り切って、また素敵な歌声と笑顔を届けてくれる日が訪れることを心よりお祈りしています。
決してHappyなご時世ではない15th Anniversaryだけど、続けてこられたこと自体がHappyってことで。
今後共どうぞよろしくお願いします。