チューリッヒでのヴェルディ・ガラコンサートで8ヶ月ぶりに舞台に立ったヴィノグラドフ。
ゲネプロでの写真を見て、それだけで感無量・・・となっていたんですが、公演が終わった後で、いくつかカテコを見ることができました。アップして下さった方々、ありがとうございます!!
笑顔で安心した反面びっくりしたのは、グレイヘヤ度が一気に進んだこと!!
確かに数年前から少しずつ白いものは増えてきたなあ・・・と思ってはいました。
私が彼に最後に会ったのは、昨年12月のアテネでの「ドン・カルロ」の時ですが、まだその時は黒い方が7・3くらいで多かったと記憶してます。
あるいはフィリッポの役作りのために染めたのかとも思ってました。
しかし今回、ゲネプロの写真を見た時にも実はギョッとしてたんですが、光の当たり具合の関係で白く見えない時もありますし、どうなのかな〜〜と思ってたら。
えっ!もう8・2くらいで白い方が多くないか?!
鋼のメンタルロシア男(←)も、さすがに今回の件では、ストレスを感じていたんだろうなあ・・・とか、色々気を揉んでます。
まあ、老け役で昔から白く染めることもあったし、あまり違和感がない気もしますし、これはこれで、いい男度が上がった気もします(←ほっとけ)
観客の方のブログでも、褒めちぎってもらって
「やっぱり彼が舞台に立っていると、私も元気が出るわ♪」とうきうきしたのもつかの間、
METが今シーズンの公演を全てキャンセルし、リオープニングは来年9月・・という、厳しい決断を下したとのニュースが。
ヴィノグラドフはもともと、来年3月のカルメンと4月のボエームに出演予定でしたが、METのリスケにより、それぞれの日程が少しずつ増えて、2月に両公演とも出ることに。
その関係でカルメンは、2公演のみ再びロベルト・アラーニャとの共演だったため、
「うまくCOVIDが収まったら、もう一度行こうかな・・」なあんてことも、ぼんやり考えていました。
残念ですが、集団免疫を得てからでないと公演の準備も、公演そのものも厳しい状況・・止むを得ないと決断したMETの判断に、間違いはないと思います。
でも、久しぶりに劇場のクレジットに彼の名前を見て嬉しい気持ちになったり、歌っている彼の写真を見て、
「やっぱりこういう姿を見るのが何よりも好きだし、舞台に立って歌って欲しい」
との思いを、ぎゅーんと強くした矢先のニュースなだけに、ショックです。
自分がしばらく行けないのはしょうがないとしても、彼の仕事の場、活躍の場をこれ以上奪わないで欲しい。
演奏者同士の感染も聞こえてきてますし、引き続き茨の道は続くなあ・・
とりあえず、今の段階で行われる予定、走り出している予定の公演には、元気で歌って欲しいです。
チューリッヒでのコンサートの直後にはフィレンツェでの「ナブッコ」が控えていますし、
今できる形で、頑張って!とエールを送ります。