今夜は歌うよ、ザラストロ。
JST Jan.11 04:00-07:00
CET Jan.10.20:00-23:00 RadioTre
(Rai3よ、今夜は途切れずにお願いします・・・)
モーツァルト:魔笛
ザラストロ:アレクサンドル・ヴィノグラードフ Sarastro:Aleksandr Vinogradov
夜の女王:マリア・アレイダ -> The Queen of the Night:Olga Pudova に変更しました。
タミーノ:ジョルジョ・ベッルージ Tamino:Giorgio Berrugi
パミーナ:マリア・グラツィア・スキアヴォ Pamina:Maria Grazia Schiavo
パパゲーノ:マルクス・ヴェルバ Papageno:Markus Werba
パパゲーナ:ラウラ・カトラーニ Papagena:Laura Catrani 他
クリスティアン・アルミンク指揮 トリノ王立歌劇場管弦楽団
2014年1月10日 トリノ王立歌劇場から生中継
日本でもなじみ深い、クリスティアン・アルミンクの指揮&マルクス・ヴェルバとの顔合わせは初めて。この組み合わせを目当てに、渡欧なさる方も恐らくいらっしゃると思います。
ヴィノグラードフのザラストロは、ベルリンでは既に定評がある役ですが(国立歌劇場がシラー劇場に移った当初2シーズンの「魔笛」は、彼がほぼ全ての公演でザラストロを受け持っていました)
他所の劇場で歌うのは、2005年の2月にフロリダで歌って以来。ベルリン以外のヨーロッパでは、実質初めてです。
私は(昔から私とお付き合いして下さっている方はもう耳タコでしょうけど^^;)2004年の12月28日に、ベルリン国立歌劇場でのザラストロを歌っていた彼を観聴きして現在に至る…ので(ヘンタイ道 ー> ファン道に走ったきっかけ)今まで彼が他の劇場でザラストロを歌っていないこと自体、小さな驚きでもあるんですが、それだけに感慨深いです。
それに、ベルリンでは何度歌っていても、レパートリー演目ですので放送には乗らないですから、毎回プレミエを放送してくれるトリノで歌ってくれるのは、願ったり叶ったり。
冬場の公演では、殆ど穴を空けたことがなかったヴィノグラードフが、昨日のマンチェスターでのコンサートをキャンセルしてまで^^;
恐らく万全の体制で臨んでくると思われます。(マンチェスターの皆様には、ホントに申し訳ない気分でした;;)
共演者もなかなか揃っていて、マルクス・ヴェルバはパパゲーノ他、モーツァルトの諸役でよくお見かけしますし、そろそろパパゲーノは卒業したいとかいう話も伝わってます。ヴィノグラードフとは同じAskonas Holt所属の歌手さんなので、いつか共演の機会があるかと思ってましたが、どういうパパゲーノなのか楽しみ。
パミーナのマリア・グラツィア・スキアヴォは、2006年にバレンシアでの「ドン・ジョヴァンニ」でヴィノグラードフが初めてレポレッロを歌った時のツェルリーナでした。あの時、女性陣では一番光っていたので名前を覚えていました。また共演できるのは嬉しいです。
「魔笛」だけの為に渡欧するのもなんだしな…と思いながらも、やっぱり彼のエレガントなザラストロの誘惑には勝てず、旅の支度を始めた矢先、のっぴきならない事情でキャンセルせざるを得なくなったり、昨日の一件でも気をもんだり(笑)
…ファン10年目にもなって、まだこんなことでおたおたしてるのか…と呆然としたり。
でも、公演の成功を祈る気持ちは誰にも負けない・・と自負してます。
どうか、彼を始め出演者の皆さんが気持ちよく、良い公演が滞りなくできますように。
ちなみに今回、チケットはABキャストともほぼ完売!リンデンに変わり、トリノの定観測を始めて4回目の公演ですが、一番売れてます^^;
正直、魔笛がこんなにイタリアで需要があるとは夢にも思ってませんでしたので、実は2回行こうと目論んでいた一日分のチケットは取れてない状態だったのです。でも、リターンチケットが各公演、すこ〜しずつですが出始めてますので、もし行こうと思っていらっしゃる方は、諦めずにチェックしてみるといいかも。
(そんなわけですので、一枚チケット余っています。興味のある方は、メールフォームからお問い合わせくださいませ)