目下、新国立劇場にてチャイコフスキーのオペラ「イオランタ」を上演中。日本人歌手さんたちの奮闘をツイッターのTLで楽しく追っています。
そーいえばルネ王の、というか「イオランタ」はアレクサンドル・ヴィノグラードフの数少ないオペラ全曲録音のCDも出ているのです。
Tchaikovsky: Iolanta
大変澄んだ音の、良い演奏です。
基本的にCDが出ているものは、たとえMP3でもいいので買って頂きたいのでw
YouTube向けのクリップは作っていなかったのですが、手っ取り早く聴いていただく為には、やはり利用しない手はありませんので。。。
作りました⬇️
実はCD録音と平行して、2014年10月に(ベジャール第九の来日直前)に、ケルンでの演奏会形式の上演がありまして、そこでの録音が手元にあり、そちらを使っております。
141017-19 Ioranta – King Rene – @ Oper Köln (Concert Version)
私の「イオランタ」体験はこのCDのほかには、METのHD(ライブビューイング)でのネトレプコ/ベチャワが歌っていた映像、そしてこの演出と同じものを実際にMETでも観ました(ヨンチェヴァ/ポレンザーニ)
150403 イオランタ/青髯公の城@Metライブビューイング
190201 イオランタ/青髭公の城@メトロポリタン歌劇場
この作品は、一度は日本語対訳(字幕)とじっくり向き合って聴いて(観て)頂きたいです。
音楽自体は耳に心地よいので、する〜〜っと抜けてしまう時もあるかと思います(私がそうだった)
でも歌詞の含蓄の深さ、特に医師エブン=ハキアがルネ王を諭すアリアは、エキゾチックな音形と相まって、聴く時の体調、心の状態によっては、ものすごく刺さります。
ルネ王のアリア自体は、ロシアのバスに与えられた美しい旋律のアリアの一つでしょうね。音域が意外と広く要求される(前半は高め、後半は超!低音が求められます)
ので、いろんな歌手さんのを聴き比べてみると面白いかも。
いくつかピックアップしておきます。
イルダール・アブドラザコフ 言わずと知れた現代最高のバスの呼び声高し
ドミトリー・ウリアノフ 実力派。2014年には新国立劇場でエスカミーリョを歌ってました
アレクセイ・ティホミーロフ 新国立劇場のオネーギンでお茶目なグレーミンを歌っていましたね
ちょっと時代を遡って、ニコラ・ギュゼレフ 80年代「ホフマン物語」のROHでのミラクル博士でズギューン!!!
大御所・イヴァン・ペトロフ 私が一番好きなヒストリカル・ロシアン・バス
大切な大御所を忘れておりました^^;ごめんなさい ニコライ・ギャウロフ
変わり種:カラオケバージョン 一緒に歌っちゃう?^^!
Enjoy!!!