ヴォルフ:ミケランジェロの3つの詩より2曲

2月19日の、ルネ・パーペのリサイタル@トッパンホール予習プロジェクト(?)その3です。

ええ、どさくさにまぎれて、これも紹介しちゃおうかという魂胆です。
この作品の音源、あんまりないですしね(←かこつけようとしている)

"Wolf denk’ ich oft"
「私はよく思い出す」
日本語対訳はこちら(梅丘歌曲会館さまより)

"Fuhlt meine Seele"
「私の魂が感じているのは」
日本語対訳はこちら(梅丘歌曲会館さまより)

(音源は、2009年3月モスクワ音楽院でのリサイタル放送より)

ええと、すごくシビアに言うと、この人の歌うこれらの曲…声色が暗すぎる^^;んではないかと思います。

「ミケランジェロ歌曲集」と名のつく歌曲集は私の知る限りもう一つ、ショスタコーヴィチが作曲したロシア歌曲もあります。歌詞は別ですが、どちらもバスの為に書かれた歌曲集であることは、見逃せないポイントかと思います。
ちなみに「ミケランジェロ」は、あのイタリア・ルネサンス期に活躍した、彫刻家のミケランジェロ氏のことです。詩作にも長けていらしたのですね。

アレクサンドル・ヴィノグラドフはそのショスタコーヴィチの歌曲集共々、若いころから好んで歌っています。私が彼のことを知り始めた頃「何かCDとか出してないのかしら…」と探しまくって、見つけたのがこちらのCD

この中で、今回紹介したヴォルフの2つの歌曲と、ショスタコーヴィチのピアノ版の抜粋を歌ってます。CDを買った当時は、これしかまともな音源がなかったものんですから、それはそれはもう、浴びるように聴いたものです…というのは、実はショスタコーヴィチの方だけだったり(笑)

最初の出会いは、ドイツオペラの「魔笛」でしたから、その時の記憶をなぞる意味でも、この「ドイツ語の」ヴォルフの歌曲は、大いに役に立ちました。
でも「うんうん、確かにこの声だったわ」という以上の感想は、多分その時も、持たなかったと思います(笑)

それに続く、ショスタコーヴィチの方に激反応!!!して、今のヘンタイ道を歩むことになったのですから(笑)(笑)(笑)

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

そうは言っても。

やっぱりね。好きな人の歌う歌って…すごく心に響くわけ。
「そーんなに、力んで歌わなくてもいいでしょっ」とか言いたくなっちゃうんだけど、気分と体調によっては、この「力み」が、ものすごく心地良かったりするのです。

しかーし!
今回、全くイマジネーションが湧かないまま、クリップ作りを始めたんですが、そーいう状態で作ると、完成したものがなんだかしっくり来ないわーー;
…ということを、数回繰り返して、やっと「クール&深遠」がテーマの一つかな…という感触を得ることに到達して、UPする運びとなりました。
正直なところ、クリップ作りにこれだけ苦労したのは初めてかも…^^;

パーペが歌うとね。
きっともっと、ロマンティックに歌うと思いますよ。声、明るいしね(笑)

それから、参考までにロシアンバスが歌う"Fuhlt meine Seele"…
もう一つ、紹介しておきます。
(ゲスト:ミハイル・ペトレンコ)
http://www.askonasholt.co.uk/audio/artists/mikhail-petrenko

(↑のページにアクセス ⇒ WOLF "Fuhlt meine seele…" をクリックすると聴けます^^♪)

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